ICT支援員の配備に期待しています

こんにちは、ICT営業担当のSです。
今回はヘルプデスクとして先生方に関わっていく中で感じたことをお伝えします。

 学校の校庭にうっすらと彼岸の紅が色づいてきて秋を感じられるようになった今日この頃。夏休みも終わり、コロナ後でバタバタしていた学校内も少し落ち着きがみられるようになってきました。それもあってか、徐々に先生内でタブレットの話題が上がり始めてきたようです。

「学校に配備されるタブレットってどういう時に使えるの?家の子供が持って帰ってきてるけど、ネットは制限が強くてほとんど見れなかったり、アプリも元々入ってるものしか使えないからやれることが無いって話してたよ」
「タブレットって授業中に動かなくなったりしない?電子黒板でもそういうことがあって、その間に生徒が騒ぎ始めるから大変なんだよね。そういう機器が入るのは良いことだけど、そういう心配もあるんだよね」

 家庭への持ち帰りを重点においている自治体としては、「学習」に関わるもの以外のインターネット閲覧は当然禁止されていることが多いかと思います。特に先生の目が行き届かない「学校外」では使い方が制限されるのは致し方ない部分はありますが、児童生徒からみれば「活用方法もなく、使い道のないもの」になってしまう懸念もあるかと思います。

ゆくゆくはタブレット上で宿題を出して生徒から提出させたり、学習系ツールでも校務支援システムと連携できるようなものを利用したりして、先生は学校で自分のパソコンから生徒の学習状況を閲覧して把握できたりするものが整備されていくとかんがえられますが、今の段階では整備済のところは数少なく、とりあえず「タブレット」という物を入れて、使い方は検討中というところではないでしょうか。

であれば生徒側から「こう使いたい」と英語のスペルカードとして使えるアプリを導入してみたりするなど、家での活用方法について使う側の意見も参考にしてみることも必要かもしれません。
そして校内では先生もどういう使い方が良いのか分からないという場合、一旦は通常パソコン教室などで行われているNHK for Schoolを見ることや調べ学習にタブレットを使って自分の教室でやっていくという使い方になるのではないかと思います。

 そして、導入後の活用ができるかを心配される声に対しては、「大丈夫ですよ、ICT支援員といって授業でタブレット活用する際のサポートをしてくれたり授業構成について相談できたりする人も一緒に配備されるので支援員をガンガン活用して頂ければ大丈夫だと思いますよ」とお伝えできるような人的配備が各地でより進むことを期待しております。(なかなか難しいことだと思いますが、その点が要だと感じています)

 ITインフラの整備がどんどん進み、「校務支援システム」「電子黒板」「デジタル教科書」「QRコードを使った教科書」「ZoomやTeams等のWEB研修/オンライン授業」や今回の「タブレット」「無線インターネット」など、次世代の学校環境と呼ばれているものが怒涛の速度で整備されています。ITに長けている先生や、そういったものを既に使い慣れている児童生徒は色々やってみようと前向きになるのですが、操作の時点で苦手とする先生もいらっしゃいます。

特に授業構成に組み入れる際は「問題なく使えること」が前提なので、IT機器特有の「突然使えなくなってしまった場合」という懸念があることもよくわかります。
そのため、「エラーで不十分な使い方になってしまうのであれば使うのをやめよう」という考え方になってしまっている先生もいらっしゃるという話を聞いてとても残念に思います。
そこで、それらを解消するため「ICT支援員」を配備し、IT機器特有の「突然動かない」に対してその場で改善や対処をして先生の手を煩わせることなく授業を進められることが必要不可欠になってきます。

児童生徒も先生も授業でタブレットを使うことは初めてですし、運用の始めは何が起こるのか、正直ヘルプデスクを担当している私でも分かりません。想定できないものを予めの授業計画に組み込むことは難しいです。その想定できない事態となった場合にも助けてくれるような存在としてICT支援員がいれば、大変心強いのではないでしょうか。

そして、私が感じているICT支援員のもうひとつの役割がこちらです。

「タブレットを使って理科の授業がもっと面白くなるようにしたいのだけど、何かいい方法はないかな?」
「体育のこの部分を、もっと児童たちにわかりやすく見せられないかな?」

こういった先生の要望を実現するためにアイデアを捻出して一緒に考える、先生に寄り添ってよりよい授業を支援する、という役割です。
そういった2つの大きな役割を持つICT支援員。ただ、先生からはこういう話を聞きます。

「そのICT支援員はどのくらいの知識を持った方なんでしょうか?何でも答えてくれたり話しやすかったりするといいんですが……」

 先生も次の授業構成についてどうするのか、教材を自作で作られるなど多忙です。それでも「より良い授業を児童生徒に受けさせたい」という気持ちはどなたもお持ちであり、児童生徒も興味があるICTを使った授業は「やりたい」と思っている先生が多いです。その思いを汲んで応えてあげられる力が必要なのではないかと思います。

GIGAスクール構想をきっかけに、校内のICT機器が爆発的に整備されていくなかで、ただのサポート員だけでなく、先生と2人3脚でより良い授業になるようなアドバイザーとしてICT支援員が活躍できれば、ICTを使った授業がどんどん広まってくるのではないでしょうか。

そのためには、今後自治体でICT支援員を配備するための予算をつけることも重要になるでしょうし、活躍できるICT支援員を育成するための教育も必要になってくると思います。

モノの整備だけでなくICT支援員の配備について、ヘルプデスクとしての知見を活かしたICT支援員の活用ができるよう、ハイパーブレインでは、「GIGAスクール運用開始後」のご提案を実施しております。ご興味がおありの方は、お気軽にお問い合わせください。

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